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板倉千年会議,発足

 2月7日は本ブログの室長こと板倉聖宣さんの命日でした。
 コロナ渦の世の中はまだ続いていて,手ばなしで活動できる状態ではないので,今年も5月の生誕祭の集会は見送ります。
 しかし,集まる会合はできなくても,別の活動がはじまりました。
 つい先日,有志たちの呼びかけによって「板倉聖宣さんの仕事を千年後の人々に伝えるプロジェクト」(通称:板倉千年会議)というのが発足し,その準備会をZoomで開催しました(1月29日)。詳細は後日お知らせすることにして,「まずさしあたって,板倉聖宣さんの著作リストを作ろう」と活動を始めたところです。
 室長はご自身で主要な論文(本)のリストを作り公開していますが(『(増補版)科学の形成と論理』季節社),網羅的に扱った著作リストはありませんでした。そこで「著作リストを作ろう」「執筆した著書・雑誌記事などを集めてみよう」というわけです。「面白い記事などはpdfで閲覧できるようにしたいね」と話し合っています。乞うご期待!
33607/2022.02.10

室長没後のこと(1)

 5月2日は室長の誕生日(91歳)。それを記念して没後の話題を一つ。
 私machiyaは昨年から特別支援の補助員として中学校に勤務しはじめました。これまで私が関わってきたことがどれほど役立っているか現場検証してみたいと思ったからです。ところが仮説実験授業や板倉聖宣、たのしい授業、水道方式といったことを知る教員はおらず(図書館にも関連した本は一冊もなく)、がっかりしていたところ、交流で出かけた2年生の理科で「明日の授業は煮干しの解剖をやりま〜す」という予告を聞いてビックリ! 急いで先生のところに行き、スマホで本の表紙を見せ、「明日の授業はこの本の内容ですか? これ、ボクが担当した本です」と言うと、先生も「ええーっ!」とビックリ。以降、仲良くさせてもらっています。
                 *
 室長の生誕を記念した研究会ですが、4月に出された緊急事態宣言のため、またもや予定会場が使用停止となりました。
 しばらくはワクチン接種とウイルスの変異、人々の生活のせめぎ合いになるのでしょうね。しかし、その間にも私たちは一つずつ年齢を重ね、室長(本やその考え)は忘れられていくのかもしれません。それはそれで致し方ないことでしょうが、私たちは今できることを楽しんでいくしかないように思います。

今日は室長の命日

 今日2月7日は室長=板倉聖宣さんの命日です。もう3年が過ぎました。
 世の中は新型コロナの影響で,室長の生誕祭や仮実研の研究集会,学校の授業,家庭や社会生活など,人が生活する場に大きな影響が出ています。
 研究集会をリモートで行うところが増え,「生誕祭もZoomでやればいいじゃない?」という声も聞こえてきます。しかし,報告や発表ならZoomでもいいのでしょうが,ボクの好きな仮実研の集会の雰囲気はZoomでは実現できそうにないので,開催はまだ未定です。ご理解をお願いするとともに,時節柄,お体をご自愛くださいますように。
プロフィール

 machiya

Author: machiya
 私立板倉研究室の室員(自称)です。

板倉研究室
室長の板倉聖宣さんは2018年2月7日に逝去されました。
現在は有志らがご自宅の書斎や書庫(=板倉研究室)で書架整理などの活動を行っています。
詳細は記事下の日付の後ろにあるCommentをクリックした先の「コメントの投稿」から問い合わせてください。

なお,左の青い文字にはリンクを付けています。

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